2003年08月11日
【物流】2004年度重点施策 −国土交通省−
国土交通省は1日、2004年度の重点施策を発表した。
物流関係では、「国際競争力の向上」「危機管理・安全保障対策」「安心で暮らしやすい社会の実現」の観点から、大型トラックの安全対策、海上物流改革、物流セキュリティー強化など、具体的な取り組み内容が盛り込まれている。
<具体的取り組み内容>
【大型トラックの安全対策】
▽ | 速度抑制装置(スピードリミッタ-)の装着義務付けを確実に実行 |
▽ | 居眠り・車間距離警報、被害軽減ブレーキなどの機能を搭載した先進安全自動車(ASV)技術の実証研究 |
▽ | 情報技術(IT)を活用して監査の効率化を図るとともに、貨物自動車運送事業安全性評価事業で利用者に優良事業者の選択を促す |
【海上物流改革】
▽ | 物流効率化による産業競争力向上、モーダルシフト推進を踏まえ、ハード・ソフト両面の課題に対応 |
▽ | スーパー中枢港湾の指定や支援措置を創設 |
▽ | 次世代高規格コンテナターミナルの整備とターミナルシステムのIT化で港湾コストを3割削減し、リードタイムを現在の3−4日から1日程度に短縮 |
▽ | 陸運、海貨・通関、ターミナル、船社、、荷主など港湾物流関係者が共有できる「情報プラットホーム」を策定 @海上ハイウエーネットワークの構築 A事業規則の見直し Bスーパーエコシップの研究開発 C社会的規制の見直し |
【物流セキュリティーの強化】
▽ | 電子タグを利用したコンテナの特定・追跡や電子シールによる封印などを検討 |
▽ | 出荷から輸入まで国際複合一貫輸送の全過程を電子データ交換(EDI)ネットワークで結び、効率的な情報収集 |
▽ | 改正SOLAS条約(海上人命安全条約)を前提に、港湾施設の保安確保に努め、テロリストの破壊行為を防止 |
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者:gotsuat 11:23| 行政関連