2003年08月22日
【物流】JILS 物流情報システム納入手引をまとめる
日本ロジスティクスシステム協会(JILS、張富士夫会長)は、このほど、契約、品質保証体系、検収、教育、完成図書、保証、保守の七分野について、書面への記載や注意事項が盛り込まれた、物流情報システム納入ガイドラインをまとめた。
◇契約書関係
・仕様の確定、解約を含めた変更が生じた場合の手続きを取り決める
・プログラム権をはじめとする知的財産権の販売店帰属
・契約期間中及び終了後の双方の機密保持義務を明確化
◇品質保証体系
@システム化の目的と方針
Aその効果
B開発プロセスの開始条件
Cシステム化の範囲と既存システムとの関連
D開発機器、使用材料のコスト負担と周辺機器の導入条件
E仕様変更への対応手順と管理方法
などを契約仕様書・製作確認仕様書に記載し、販売店はシステムの品質・性能保証要件、
セキュリティーの保証範囲を明示する。
また、七分野の内、
◇検収
販売店がシステムを引き渡す際は検収の基準と期間を設定し、顧客立会いのもとで検収を行い、基準に合致すれば合格書を交付する。
◇保証
対象を具体的に記述し、最善の問題解決方法や運用による回避策、保証を受けるための条件を決めておく。
◇保守
技術支援、定期点検、障害対応、品質予防対策などが「保守義務」となる。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者:gotsuat 14:40| その他