【流通】うさぎとかめ
や: この前、学生の頃からファンだった
ある有名アーティストのコンサートに行ったんだけど
やっぱり何度行ってもよかったなぁ
あ: 確かそうとう前からファンだって言ってましたよね
や: 新しいアーティストの登場
そしてヒット曲の移り変わり・ ・ ・
なんだか一昔前に比べてせわしくなってきたよね
あ: 音楽だけじゃなく
世の中、「スピードの時代」ですもんね
や: 今の「ヒット商品」って
ほんと、一気に広まって
そのままさっと消えていく感じだもんね
あ: 地道に育てていこうっていうイメージじゃなくって・ ・ ・
・ ロングセラー |
や: 最近大好きだったカレーパンがあったんだけど
これがまた、おいしかったんだよ!
ちまたで有名だったんだから!
それがさぁ 店頭から消えちゃったんだよ
あ: 確かにあれ、おいしかったです!
でもきっとPOSでは死に筋商品だったんでしょうね
や: いろんな新商品が登場してる中でも
UFOとかどん兵衛とかロングセラーもある
実際、私も家に夜食用に常に置いてあるのは
こうしたロングセラー商品だし
味がわかってて、安心だからね
あ: これも一つのブランドですね
や: 最近こういった商品になるような商品が
少なくなってきてる気がする
短い期間である程度利益を出すような戦略が
求められるようになってるのかもね
あ: それだけ消費者のニーズも多様化してるんでしょうけどね
や: こうした流れの中
長い目で見て、地道に育てていく商品が
これから重要になってくるんじゃないかな
こうした商品にビジネスチャンスがあると思う
あ: それはあると思いますよ!
地道にやって利益をあげているところも多いです
そういうところってマスに対してというより
知る人ぞ知るって感じですよね
や: 雑誌やテレビの取材を断ったりね!
結局「うさぎとかめ」で言う「うさぎ」じゃなくって
コツコツしてる人が最後には勝つのかもね
今、IT関係を中心にビジネスはスピードだとか
ドッグ・イヤーだとか、走らないとイカンって感じなんだけど
実は走るべき所は全力で走って
走らなくていい部分ではゆっくりする
「マイペース」が重要じゃないのかなぁ
あ: マイペースというと
何かゆっくりしようって感じに取られがちですけど
そうじゃないんですね
や: 例えば陶芸家が3日かかって創ってたのを
ドッグ・イヤーと言って1日で創ろうって言っても
意味が違うでしょ!
あ: そうですね
時間をかけて納得できるものができるまで
じっくりつくって欲しいですよね
や: 企業間の競争ではスピード勝負というのはあるけど
メーカーが「定番商品」をつくろうという戦略も
大事になってくるんじゃないかなぁ
あ: 長い目で見て商品を育てるって事ですね
や: 自動車でも最近「MINI」が遂に生産中止になったんだけど
これこそ長い目で見て育った商品と言えるんじゃないかな
あ: 自動車の場合、普通モデルチェンジを繰り返すのに
「MINI」の場合はありませんでした
や: 確かに全く同じ商品を売り続ければ
街中に溢れてしまって
逆にブランド力が下がっちゃう場合もあるけどね
最近のネット企業でもそうなんだけど
「上場させて終わり」じゃなくって
上場しなくても株主に利益を還元できるかが重要であって
これも長い目でみれるかだろうね!
流行に乗ろうとして自転車操業的な経済になるのが心配だな
あ: 短期間で利益を上げようとする企業、
そうせざるを得ない環境、
難しいですね
や: 若い世代を中心に
個性が育まれている
こういう世代が世の中を動かす中心的存在になれば
きっと世の中は大きく変わるんだろうけどね
今こそ「うさぎとかめ」の「かめ」に習う事も必要かもしれないね!
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投稿者:gotsuat 15:31| 流通