【知識】NECと日本HP 大学、研究機関向けハイパフォーマンス・コンピューティング分野で協業
日本電気(以下:NEC)と日本ヒューレット・パッカード(以下:日本HP)は、ハイパフォーマンス・コンピューティング(以下:HPC)分野においてGPU(Graphics Processing Unit)を活用した高い演算能力を実現する計算インフラ提供で協業を開始する。
両社の協業は、世界最高レベルの理論最高性能2.4ペタフロップスを有する東京工業大学の次世代スーパーコンピュータシステム「TSUBAME2.0」構築における協調に基づくもので、NECが持つハイパフォーマンス・コンピューティング分野での多くの実績に基づくシステムインテグレーション、およびアプリケーションの性能チューニングに関するノウハウと、日本HPが本日発表した「GPU(Graphics Processing Unit)コンピューティング」の利用に最適化したスケールアウト型サーバーの新モデルを組み合わせ、HPC向けGPUソリューションとして提供する。
NECと日本HPは、すでに「GPUコンピューティング」により世界最高レベルの理論最高性能2.4ペタフロップスを有する東京工業大学の次世代スーパーコンピュータシステム「TSUBAME2.0」の構築で連携している。
日本HPは、このシステムに対して業界標準の技術を使い、スケールアウトコンピューティング専用に開発され、優れた電源、冷却効率とGPUを演算に活用する高速演算を実現するSL390s G7をサーバーとして提供している。一方NECは、ベクトル型スーパーコンピュータ事業で培ったアプリケーションチューニングのノウハウをGPUコンピューティングに応用し、全体のシステム構築を担当している。今回両社の協業により提供されるソリューションは、この東京工業大学のシステム構築で得られたノウハウをもとに提供される。
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投稿者:gotsuat 09:35| 知識