2002年08月08日
【物流】センコー、BtoCネットを強化
企業間物流を事業の柱にしているセンコーはニュー・バリュー・ロジスティクスの第一弾として、通販大手の千趣会のカタログ配送業務を委託したと発表した。地域の運送会社と提携することでBtoC(企業−消費者)の小口配送ネットワークを強化する。
ニュー・バリュー・ロジスティクスは、物流システム設計及び運営管理、情報処理や情報管理といったソフト面を元請けのセンコーが手掛け、配送などの実務を地域の運送会社に委託するシステム。
NTTドコモのパケット通信サービス「DoPa」(ドゥーパ)を使うことで、配送デポへの入荷、会員宅への配達完了、持ち帰り、転居先への転送といった情報をリアルタイムで一元管理し、インターネットを介して千趣会に情報提供する。配達員が持つ携帯端末機はセンコーが貸し出し、情報化投資を軽減させている。
貨物の追跡サービスなど情報技術を使った配送の付加価値競争が激しくなる中で、高額な情報化投資がしにくい中小の物流企業と配送網を構築したいセンコーの思惑が一致した。千趣会は配送網強化を評価し、配送業務委託を決定した。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者:gotsuat 15:04| 物流事業者