2003年06月27日
【物流】財務省、税関手続きにICタグ・単一貨物識別符号活用を提案
財務省は、関税政策・税関行政を巡る対話の座長総括および意見・要望を20日に発表した。
その中で、一定要件を満たす企業への簡易・迅速な税関手続き適用をはじめ、利便性の高い申告官署の在り方、ICタグや単一貨物識別符号の税関手続きにおける利用などを提案した。
・同一税関内での申告官署の自由化
・構造改革特区以外の臨時開庁で一申請として扱う申告件数の見直し
・社会悪物品検査のためのコンテナ全量取り出し検査費の国費負担
・輸出コンテナのコンテナヤード搬入前検査
・通関事業者の関税立て替え問題の解消
などが意見・要望として挙げられた。
通関のスピードアップの観点からは
・一定の要件を満たした場合、簡易・迅速な税関手続きを可能にするという、世界税関機構 (WCO)の考え方の活用
・サプライチェーンの中で国際物流関係者が持つ情報を有機的に結び付け、通関時の審査 水準を向上させる方策
に言及した上で
現在、輸出入申告の審査時間短縮に向け輸出入申告の電子化や通関担当部門への画面審査導入の検討や、利用者にとって最適な申告官署の在り方を検討するとともに、ICタグ、売り手から買い手まで貨物を一貫して追跡可能な単一貨物識別符号の活用を求めた。
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投稿者:gotsuat 14:56| 行政関連