【物流】空港・港湾と高速道路が10分以内で連絡できる割合、目標値達成
国土交通省が「02年度政策評価年次報告書」をまとめた中に、初めて「政策チェックアップ」
(業績測定)結果をもりこんだ。
この年次報告は、国民にわかりやすい政策の推進を目的に独自に策定した「国土交通省政策評価基本計画」に基づきを作成しており、今回盛り込まれた「政策チェックアップ」とは、政策評価を具体的な数字で示したものになっている。
インフラ整備も数値目標を掲げ着実に成果をあげているようだ。
物流関係の主な内容は以下の通り
●高速道路と主要空港・港湾への連絡率 ←目標値達成
・政策目標 物流の効率化
・目標とする指標 要空港・港湾への連絡率
・目標値達成予定年度 平成14年
・目標値 44%(空港:58%、港湾:38%)
・実績値 45%(空港:58%、港湾:40%)
・主な施策 アクセス道路の整備
●主要渋滞ポイントの解消
・政策目標 都市内渋滞の緩和
・目標とする指標 主要渋滞ポイント数(都市内の一般道路で渋滞の長さが
1km以上または通過時間が10分以上など)
・目標値達成予定年度 平成14年
・目標値 約1,000箇所
・実績値 約600箇所(集計中、平成12年度現在)
・主な施策 バイパス・環状道路の体系的な道路整備による交通量拡大
●3大都市圏国際空港の国際貨物容量の拡充
・政策目標 国際競争力の強化
・目標とする指標 3大都市圏の国際空港の国際貨物容量
・目標値達成予定年度 平成17年
・目標値 410万トン
・実績値 310万トン(平成14年)
・主な施策 成田、関空、中部国際空港の整備
●内貿ターミナルからの陸上輸送による半日往復圏
・政策目標 物流の効率化
・目標とする指標 複合一貫輸送に対応した内貿ターミナルから陸上輸送半日
往復圏の人口カバー率
・目標値達成予定年度 平成18年
・目標値 80%
・実績値 79%(平成14年)
・主な施策 複合一貫輸送に対応した内貿ユニットロードターミナルの整備
●トラック輸送分野での営業用トラックの割合
・政策目標 公正で協力的な市場環境の整備
・目標とする指標 トラック輸送における営業用トラックの割合
・目標値達成予定年度 平成18年
・目標値 58%
・実績値 52%(集計中、平成13年度現在))
・主な施策 トラック事業の活性化策推進(規制緩和・自動車関係諸の軽減)
●長距離貨物輸送のモーダルシフト推進
・政策目標 地球環境の保全
・目標とする指標 モーダルシフト化率(輸送距離500km以上の雑貨輸送のうち
鉄道、海運で運ばれる輸送量の比率)
・目標値達成予定年度 平成18年
・目標値 47%
・実績値 39.6%(集計中、平成12年度現在))
・主な施策 荷主、物流事業者のモーダルシフト意識の向上
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投稿者:gotsuat 11:25| 行政関連