2003年08月18日
【物流】郵政公社競争入札結果 −平均30%の価格引き下げに−
日本郵政公社は今月8日に、長距離郵便物輸送の入札結果を公表した。
今回の入札により、該当する路線の契約価格は平均30%下がったとしている。
7月14日に公告された、「自動車による郵便物の運送業務委託の一般競争入札」には
延べ92社が参加し、この内、15社に決定した。
前回の業者選定基準には、価格の他に品質も含めた総合評価となっていたため、既存業者が有利な結果となった。
これに対し今回、価格だけで業者を選定する「自動落札方式」に変更したため、新規事業者が増える結果となった。決定した15社の内、新規事業者は8社となった。
【路線別受託事業者】
大阪 − 山 形・・・日本通運
東京(多摩) − 松 山・・・西武運輸
東京(銀座) − 名古屋・・・バンテック
広島 − 長 野・・・西部運輸
広島 − 金 沢 同
千葉 − 高 松・・・丸進運輸
神奈川(綾瀬)− 秋 田 同
札幌 − 網 走・・・旭川通運
東京(多摩) − 名古屋・・・青山運送
千葉 − 大 阪・・・富士運輸
価格で、下げ幅が最大となったのは、広島−金沢の47%。反対に、最小だったのは名古屋−高松の13%となった。
郵政公社の扱う長距離路線(300km超)は全83。今回で25路線の競争入札を実施したことになる。
公社では、残る58路線についても、3年以内に順次入札をしていくとしている。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者:gotsuat 14:46| 物流事業者