2003年09月24日
【物流】航空機で次世代の輸送ネットワーク
機械システム振興協会は、「次世代輸送システムの開発構想に関する調査研究報告書」を
まとめた。
その中で、垂直離着陸機(VTOL)や短距離離着陸機(STOL)を利用した全国規模の航空輸送ネットワークを構築することが可能か?そのニーズなどを分析している。
新たに飛行場や地上路線などのインフラを整備することなく、既存のインフラを活用して実施できる輸送としてヘリコプター、チルトウィング、など14機種のVTOL、STOLを想定している。
次世代輸送機には、
◇インフラ小規模化によるコスト負担力の軽減
◇利用インフラの増加
◇就航路線の拡充
◇速度のアップ
◇少量貨物の輸送サービス
などのメリットが見込まれる。
ターゲットとしては、(※1)電気機械器具・食料品・輸送用機械器具・一般機械器具・出版、印刷などに加え需要の見込めそうな、教育・医療・生鮮品などを視野に入れる。
(※1)2000年度にまとめられた、全国貨物純流動調査では、製造業と卸売業で31億
6500万d(年間)の輸送が発生しており、この内、約86万dが航空扱いだった。
その上位5業種(電気機械器具・食料品・輸送用機械器具・一般機械器具・出版、
印刷)で航空貨物の6割弱。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者:gotsuat 13:03| その他