【流通】ASAYAN型ビジネス
ま: 「あ:」さん、突然ですけど
自慢できるものって何かあります
あ: 自慢できるものですか?
う〜ん、テニスが少々できるってことかな
中学からずっと続けてますし
ま: そうなんですか!
じゃ、今度一緒にテニスでもしましょうよ
あ: 「ま:」さんテニスできるんですか?
ま: いえ、素人です・・・
あ: じゃ今度コーチをしてあげましょう
ところでなぜ急にそんなことを聞くんだい
ま: そうそう、今度イトーヨーカ堂が
ネットで自慢の商品を募集して
見込みがあれば商品にしてくれるらしいんですよ
ポイント言っておきます
・既存の流通構造を活かす |
あ: この間もよく似た企画がありましたね
確かあれは、消費者が商品化するかどうか
決めるものだったけど
ま: 今回の企画は、「これは売れそう」という商品を
イトーヨーカ堂が検討したうえで
商談するというものらしいですよ
あ: ということは、流通構造をもてないベンダーが
既存の流通を使って商品を出せるってことだね
リアリティのあるチャンスだと思うよ
ま: なぜリアリティがあるんですか?
あ: 今回の場合、大手のスーパーが実施してる
販売力もあるし信用力もある
消費者に対してアピールできる場が多くあるってことでしょ
ま: 一気にベンダーがBigになるチャンスですよね
まるでASAYANのようですね
最近こうしたネットを使った商品の提案を募集する
サービスやサイトが増えてきましたね
あ: そうだね
でもここで考えて欲しいのが
ネットを使ったからといって成功する
とは限らないよね
ここには、重要なポイントがあるんだ
ま: 重要なポイントですか?
あ: そう、ポイントとは
いかにEをRに変換できるかが大事になってくるってこと!
商品の出し方がうまかったり
HPがすごく良くできていたりしても
実際商品を買うかどうかは分からないよね
ま: 消費者が購買に至るまでには
いろんなプロセスが考えられますもんね
あ: 消費者がモノを買う時の気持ちは
マーケターには理解ができないよね
そのブラックボックス的な部分を
いかにリアルに引き出すかが重要なんだ
ま: Rに変換する仕掛けがいるってことですね
あ: マトリックスで言えば電話ボックス!
バーチャルな世界とリアルの世界を
自由に変換できるでしょ
ま: でもなぜ今回イトーヨーカ堂は
このような企画を考えたんでしょうね
あ: 商品の調達方法にリーチの広さを求めるようになったんだろうね
そこで、結局商品の調達からいろんな方法を使って
変えていこうってなったんじゃないかな
他のスーパーとの差別化の意味もあるでしょうし
ま: ネットを使うとリーチが広がりますもんね
その中からリッチネスの高い商品も出てくるでしょうし
あ: 商品企画やアイデアといった「知」が必要なんじゃない?
うまいことやる!って感じでしょ
商品のアイデアから商品化までを広い範囲から
集めて網羅できるしね
ま: なるほどね
「あ:」さんも、なにか商品を考えましょうよ!
あ: 考えてるよ!
絶対にテニスに勝てるって商品
ま: そんなモノがあるんですか!?
あ: 誰か、私を買って!
ま: 誰も買いませーん・・・
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『ネットで「自慢の商品」募集』
イトーヨーカ堂は、インターネットを活用して変化の速い消費者のニーズに合致する商品をHPで募集する。売り込みたい商品があれば、提案登録専用の画面に記入する。
ヨーカ堂側がこれを吟味し、よければ、メーカー・卸に連絡し商談に入る。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者:gotsuat 10:54| 流通