2021年09月15日
【環 境】明治 粉末プロテインの物流をモーダルシフト化 CO2排出を7割削減
明治は2021年9月27日、倉敷工場で製造している粉末プロテイン「ザバス」の埼玉県にある倉庫までの輸送の一部区間(約770km部分)を、トラックからオートフロアコンテナを活用した鉄道輸送に切り替える。同社製品がモーダルシフトをより実施するのは初めてで、この取り組みによりCO2排出量を年間13t削減(削減率70%)するとともに、商品の積みおろし作業の省力化などによる物流業務の効率化に貢献する。
物流業界、特にトラックによる物流では、輸送・配送における待機時間の長期化などにより運転手の労働時間は他の産業と比較して約2割長い。また運転手の平均年齢も全産業と比較して5.7歳高く、高齢化が進展している。そのため物流における効率化の取り組みは社会的な課題になっている。
このような中、国は荷主企業と物流事業者が相互に協力して物流改善を図ることを目的とした「ホワイト物流推進運動」を2019年4月から実施している。明治もホワイト物流推進運動に参画し、モーダルシフトの推進のみならず待機時間の削減や付帯作業の軽減などの取り組みを行い、トラック輸送の生産性向上・効率化に貢献している。
今回のモーダルシフトの取り組みにより、物流面におけるCO2排出量を削減し、環境負荷低減に貢献するとともに、物流業務の効率化も実現し、持続可能な社会の実現に貢献していく。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者:gotsuat 09:50| モーダルシフト【内容】