2021年01月21日
【物 流】JR貨物 2020年12月 輸送動向
JR貨物は2020年12月の輸送動向を発表した。
同月はコンテナ全体で1,684千トン(前年実績1,785千トン)、前年比94.4%車扱全体では、902千トン(前年実績944千トン)、前年比95.6%となった。
扱別に見ると、新型コロナウイルス感染症の影響で外食向けの販売不振となったことや、現地生産化の影響により、清涼飲料水やビール類が大幅減となり、食料工業品が278千トン(前年実績309千トン)、前年比90.0%となった。また、販売不振による生産調整の実施により、紙・パルプが186千トン(前年実績215千トン)、前年比86.4%と減送となった。
化学工業品と化学薬品では、製紙用や自動車用の樹脂などが低調に推移した結果、化学工業品では135千トン(前年実績148千トン)、前年比91.4%、化学薬品では107千トン(前年実績114千トン)、前年比94.0%。農産品・青果物も外食向けの販売不振が続いた民間流通米や、野菜類を中心に発送減となり、162千トン(前年実績179千トン)、前年比90.7%となった。その一方で、年末にかけての旺盛なEC需要及びモーダルシフトの進展の結果、積合せ貨物で270千トン(前年実績259千トン)、前年比104.3%と前年を上回り、エコ関連物資も焼却灰等が好調な発送となり、51千トン(前年実績50千トン)、前年比102.9%となった結果、コンテナ全体で前年比94.4%となった。
車扱では、気温の低下により灯油が堅調に推移したが、ガソリン需要の低迷が続き、石油
が662千トン(前年実績692千トン)、前年比95.7%となり、車扱全体では、95.6%となった。
コンテナ・車扱の合計では2,586千トン(前年実績2,729千トン)、前年比94.8%となった。
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投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者