2020年07月03日
【環 境】日本郵船 世界初となる水素を輸送する国際実証試験の本格開始
日本郵船が参画している次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合は世界初となる水素を輸送する国際実証試験を本格的に開始した。
同事業は新エネルギー・産業技術総合開発機構より助成を受けて国際間で水素サプライチェーン構築の実証試験を行うもので、これまでブルネイで生成したメチルシクロヘキサンを海上輸送し、川崎市内に設置した脱水素プラントで水素を分離し、東亜石油の水江発電所のガスタービン向けに供給してきた。
今回、脱水素で分離したトルエンをブルネイへ輸送し、再度水素と結合させる処理を開始したことにより、一連の流れからなる水素サプライチェーンの循環が完成し、安定稼働に入った。
日本郵船は今後も水素の輸送にとどまらず、舶用燃料としての水素活用技術の開発も含めた水素社会の実現に取り組み、究極のクリーンエネルギーと言われる水素に関わるビジネス機会を的確にとらえ、サプライチェーン全体に関わっていく。
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投稿者:gotsuat 09:25| 物流会社の取り組み【機関】