2020年06月17日
【物 流】レンゴー 段ボール物流効率化実証実験でトラック台数を削減
レンゴーはミツカンと共同でホワイト物流の実現に向けた取組みを開始し、ミツカン栃木工場にて使用する段ボールの物流効率化実証実験で1日当たりの納入回数を約2割削減した。
深刻化が進むトラック運転者不足やCO2削減をはじめとした環境問題への対応の取組みの必要性が高まる中で、両社は持続可能な物流環境を実現する為、物流の諸課題を情報の緊密かつ効率的な共有により解決することを目指し、今回の実証実験を行った。
従来はミツカン栃木工場からの発注に合わせて、レンゴー小山工場からその都度、段ボールを納入していたため、日によって納入時間、積載量にばらつきが発生し、さらには低積載率での輸送や配送便数が増加していた。今回の取り組みでは、この課題への対応としてフローの見直しを行った。
実証実験では、ミツカンが製品の生産計画をレンゴーに開示・提供し、レンゴーが段ボールの生産計画、納入・配送予定表を作成。また、その納入・配送予定表をミツカンが確認又は修正し承認して、レンゴーが納入・配送計画を確定させるフローへ変更した。
この結果、1日の平均便数が6.6便から5.4便となり、約1.2便(約2割)削減された。さらに、便数削減に伴い、トラック運転者の労働時間が年間480時間、CO2の排出が6.07t−CO2削減されることが分かった。
今後、両社はコスト検証を含め、今回の実証実験結果をもとに、さらにデジタル化を活用することにより、ミツカンの他工場やレンゴーの他の取引先へも広げ、持続可能な社会づくりに貢献していく。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者:gotsuat 09:45| 荷主企業