2020年01月14日
【知 識】丸紅 EV開発・製造メーカーのBYTON社と資本業務提携
丸紅は中国・米国・ドイツを拠点に電気自動車(以下 EV)の開発・製造を行うBYTONLimited.(以下 BYTON社)と資本業務提携することに合意した。戦略的パートナーとして、モビリティ事業やEVバッテリーマネジメント事業、海外事業を中心に協業する。
自動車業界はCASE(※1)やMaaS(※2)といったモビリティ革命の真っ只中にあり、ユーザーのライフスタイルに合わせた多様なモビリティサービスが展開されている。また、技術革新や世界的な環境規制の強化と意識の高まりから、今後EVの本格的な普及が見込まれている。
BYTON社は2016年にドイツの自動車業界やIT業界出身者によって設立された。コネクテッド技術や大型ディスプレイを用いた車内空間のデジタル化に注力したEVの開発・製造を特徴とし、安全で環境に優しく、快適で多様な移動体験・生活を提供することを目指している。BYTON社には中国の大手自動車メーカーであるFAW Group(第一汽車集団)や中国の世界最大手EVバッテリーメーカーであるCATL(寧徳時代新能源科技)も出資している。2020年半ばより多目的スポーツ車(SUV)の「M−Byte」を中国で発売し、2021年より米国・欧州でも発売する予定になっている。
丸紅は提携を通じて、BYTON社の事業成長を支援すると共に、シェアリングや車載サービス等のモビリティ事業やEVバッテリーマネジメント事業を創出する。
※1 CASE
Connected, Autonomous, Shared, Electricの頭文字を繋げた、自動車における社会・技術変化の動き。
※2 MaaS(Mobility as a Service)
全ての交通手段による移動を1つのサービスとして捉え、シームレスに繋ぐ新たな移動の概念
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者:gotsuat 09:35| 知識