2019年12月03日
【知 識】仙台市とフィリップス 心肺停止からの社会復帰を目指すプロジェクトを開始
仙台市とフィリップスは、地域住民が協力してAEDを使用し、心肺停止からの社会復帰を目指す「仙台Heart safe cityプロジェクト」を2019年12月より開始する。
Heart safe cityの取り組みはAEDの適正配置、ファーストレスポンダー(救急隊に引き継ぐまで適切に応急手当ができる救護者)の育成サポート、行政や自治体ならびに地域企業との体制づくりを推進し、心肺停止からの社会復帰率 世界一 の実現を目指す。
日本における心肺停止からの社会復帰率は8.7%、AED使用率は4.9%と低く、改善の余地があるとされている。こうした課題に対応するため、AEDの適正配置に加え、共助(地域住民による助け合い)の強化のための教育、早期通報システムが必要で、また今後は公助にだけ頼るのではなく、地域の住民が自らまもる 新しいまちづくり が重要なポイントとなっている。
「仙台Heart safe cityプロジェクト」では2019年12月から2020年2月まで仙台市若林区荒井東地区で、AEDの使用方法を含めた救命講習会を実施するほか、AED及びSOSボタンの屋外設置と地域住民によるファーストレスポンダー(救急隊に引き継ぐまで適切に応急手当ができる救護者)体制による、心肺停止時等における新たな自助・共助モデルの実証実験を行う。
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投稿者:gotsuat 09:35| 知識