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2017年05月12日

【流 通】ダイキン工業 ハイブリッド空調システム『スマートマルチ』を新発売


ダイキン工業は、ガスが動力源の空調機(GHP)と電気が動力源の空調機(EHP)を組み合わせたハイブリッド空調システム『スマートマルチ』を、東京ガス、大阪ガス、東邦ガス、アイシン精機と共同で開発し、2017年10月1日より発売する。

2017年4月から始まったガスの小売全面自由化に伴い、企業のエネルギーコストの効率化はますます注目されている。ダイキン工業はこれまでも、ガスと電気を併用したハイブリッド空調システムによるエネルギーコストの抑制を提唱してきた。しかし、従来のシステムでは、GHP と EHP それぞれに冷媒配管系統が必要で、GHP用と EHP用の二種類の室内ユニットがフロア内に混在していた。そのため、電気とガスの使用比率の変化によって室内に発生する極端な温度ムラを防ぐため、室内ユニットごとの容量や設置位置を詳細に設計する必要があった。

今回開発した『スマートマルチ』は、従来は別々だった GHP と EHP の冷媒配管系統と室内ユニットを同一化したことで、通常のビル用マルチエアコンと同じ設備設計が可能になった。これにより、設備設計にかかる工数を削減できるだけでなく、電気とガスの使用比率が変化しても温度ムラが発生しないため、快適性を損なわずにエネルギーコストを削減できる。なお、接続できる室内ユニットは 23 タイプ 126 機種から選定できるため、オフィスビルから工場まで、幅広い用途での設置できる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 流通