2017年03月29日
【流 通】東ガス ガスの消し忘れ見守りサービスの商用化を実現
東京ガスは、2017年4月から、ガススマートメーター用通信規格「Uバスエア(※1)」を搭載した通信端末(※2)を活用したアパート・マンションオーナー向け「マイツーホー」の販売を開始した。同端末を活用した、ガスの消し忘れ見守りサービスの商用化は、日本で初めて。
これまで、アパート・マンションオーナー向け「マイツーホー」を提供するためには、アパートやマンションの各住戸のガスメーター全てに広域無線通信端末を接続する必要があり、広域無線通信端末と無線基地局との位置関係によっては受信電波が弱くなり、通信の品質を確保出来ないことから、サービスを提供出来ない場合があった。
今回開始するサービスを提供するにあたって、アパート・マンション内の各住戸のガスメーターに同端末を接続する。同端末間で、ガスメーターの指示数等のデータをリレー伝送(多段中継)することが可能となり、受信電波が強い位置のガスメーターに接続した広域無線通信端末から無線基地局へ通信するための、広域無線通信端末と同端末のネットワークを構築する。受信電波の弱い位置からの無線基地局への直接の通信が不要となることから、各住戸のガスメーターの指示数等のデータを確実に取得することが出来、大規模のアパート・マンションへのサービス提供(※3)が可能となった。
※1:Uバスエア
都市ガス業界、LPガス業界、水道メーター業界が参加するテレメータリング推進協議会において標準化されている無線用の通信規格であり、スマートメーター用無線国際標準規格IEEE802.15.4gに準拠
※2:利用者のガスメーターの指示数等のデータを、複数のガスメーターに接続された無線機を経由しながらリレー伝送(多段中継)する、近距離通信型の多段中継無線機
※3:東京ガスのガスを使用しているアパート・マンションが対象
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者:gotsuat 09:45| 流通