2016年10月13日
【流 通】商船三井グループ MOLSHIP社 船上労務管理ソフトウェアを共同開発
商船三井グループの中核的な乾貨船船舶管理会社であるエム・オー・エル・シップマネージメント(以下「MOLSHIP社」)は、フィリピンのソフトウェア開発会社Spectral Technologies, Inc.と共同で、新たな船上労務管理ソフトウェア「WRH5」を開発した。MOLSHIP社は「WRH5」を自社管理船へ順次導入する。また日本海事協会(略称「NK」)から、「WRH5」が船舶の労務管理関係規則への適合支援機能を有する旨の鑑定書を取得した。「WRH5」の主な特長は以下の通り。
・MLC2006と本邦船員法に準拠
国際労働機関(ILO)の2006年海上労働条約、及び日本国船員法の最新規定に対応
・きめ細やかな船上労働計画策定機能
特定の乗組員への労務偏重や過重労働を避け、船上での労働時間・休息時間を適正に配分することが可能
・陸上モニタリング機能
労働配分計画と運用状況は、船陸間通信により、陸上の船舶管理会社とも共有
これにより、計画の妥当性やルール適合状況について陸上からも監視・指導が可能
・記録機能
労働配分計画と執行状況の記録は適正に整理保管される。PSC(※)にも利用可能。
※ PSC(Port State Control)
入港する外国籍船舶に対して寄港国(Port State)が行う立入安全検査
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者:gotsuat 09:40| 流通