2016年07月25日
【物 流】大阪府警察 大型貨物自動車の視野確保「再徹底」を依頼
大阪府警察は、大阪府トラック協会に向けて大型貨物自動車の視野確保の「再徹底」について依頼した。
2016年6月10日、「大型貨物自動車の視野確保の徹底について」という記事が大阪府警察から発表され、事業者に対して前面ガラスだけではなく運転席や助手席ガラス、助手席ドアの安全窓についても視野を阻害するものを設置・貼りつける、助手席側のカーテンを閉めたまま走行するといったことがないようドライバーへの指導を徹底するように呼びかけていた。
しかし、その後大型貨物自動車等に対する府下一斉取締まりを実施したところ、助手席側の窓ガラスのカーテンを閉めて走行するといった乗車積載方法違反が47件あった。ドライバーの中には違反になることを知らなかったり、事業者からの指導を受けていなかったというケースがあった。
平成28(2016)年6月までに発生した大型貨物自動車が関連する交通死亡事故は、7件の内の5件が左折時の「巻き込み事故」であり、ドライバーの視野確保が十分であれば防げたと思われる事故もある。
大阪府警察は、今後もドライバーからの視野を阻害する行為を、乗車積載方法違反として重点的に取り締まると同時に、事業者に対しても死亡事故の発生実態や、視野確保の重要性を踏まえたドライバーへの指導を早急に徹底すると同時に、適正な運行管理を行い大型貨物自動車による交通事故の根絶に取り組むよう、事業者に依頼している。
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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連