2016年05月11日
【環 境】商船三井、インドネシア内航LNGシャトル輸送プロジェクトに参画
商船三井はインドネシアの現地パートナーと共同で、LNG船“TRIPUTRA(トリプトラ)”を、ペリンド・エネルギー・ロジスティック社(以下「PEL社」)向けに定期貸船を開始した。
この取り組みは、商船三井が平成23(2011)年に受注したプロジェクトに次いで2件目となる内航LNGシャトル輸送プロジェクトである。同船はベノア港までLNGをシャトル輸送し、港に係留された浮体式LNG貯蔵設備(FSU; Floating Storage Unit)に揚荷役を行う。
貸船先のPEL社は、FSUに揚荷されたLNGを、同じく岸壁に係留された浮体式再ガス化設備へ移送し、再ガス化のうえバリ島の発電所へガスを送り販売するという新たな手法で、ガスバリューチェーンの構築に取り組んでおり、新たな輸送モードを提供する画期的なプロジェクトとなっている。
商船三井は、昭和61(1986)年にインドネシアに現地パートナーと船舶管理会社を設立して以来、インドネシア人船員の育成にも力を注いできた。世界最大級のLNG船保有・管理会社として、外航LNG船の分野に限らず、内航LNG輸送の分野においても、同社が培ってきたノウハウやリソースを有効活用し、クリーンエネルギーとして天然ガスの国内需要が高まるインドネシアを始めとした東南アジア域でのLNG輸送サービスの提供に、積極的に取り組んでいく。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者:gotsuat 09:25| 物流会社の取り組み 【機関別】