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2014年12月17日

【物 流】厚労省 自動車運転者を使用する事業場に対する監督指導、送検の状況(平成25年)を公表


平成26(2014)年12月5日、厚生労働省は、トラックやバス、タクシー・ハイヤーを使用する事業所に対し、平成25年に行った監督指導や送検の結果を取りまとめた「自動車運転者を使用する事業場に対する監督指導、送検の状況(平成25年)」を公表した。

これによると、トラック事業所において、監督指導を受けた3,016件のうち、82.9%となる2,500件で労働基準関係法令の違反が認められた。また、65.6%にあたる1,980件で改善基準告示に違反していた。対前年比で事業場数が減っているにも関わらず、それぞれ1.6ポイント増、2.0ポイント増といずれも悪化した。

労働基準関係法令の違反で多く見られたのが労働時間(59.4%)であり、次いで割増賃金(24.1%)であった。また、改善基準告示の違反では最大拘束時間(53.5%)が一番多く、総拘束時間(41.5%)、休息時間(40.8%)の違反も見られた。

改善基準告示に違反していた事業所は、バスやタクシー・ハイヤーを使用する事業所がそれぞれ47.9%、42.4%であったのに比べ、突出して高かった。

一方で、監督指導を受けた事業所数は、昨年の4,325件に比べ今年は大幅に減少し3,016件となった。

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投稿者:gotsuat 09:34| 行政関連