2013年05月20日
【物流】全ト協 「トラック運送業界の景況感(速報)」(平成25(2013)年1月〜3月期)を発表
全日本トラック協会は平成25年(2013)年1月〜3月期の「トラック運送業界の景況感(速報)」を発表した。
これによると、当期は円安、株高、高額品の消費の伸びにより、国内の景気が回復の兆しを見せ始め、それに伴い貨物量が増加した。
一方で軽油価格の高騰などにより、燃料コストの負担が大きい状況が続いている。
また、トラック運送業界の景況感改善の勢いは弱く、「好転」とした事業者は11%(前回11%)、「悪化」とした事業者は41%(前回44%)となり、判断指標は▲35(前回▲38)とやや改善した。
特別積合せ貨物のうち、宅配貨物の輸送数量は27%の事業者が「減少」、21%の事業者が「増加」とし、判断指標は▲7(前回▲22)となり、15ポイント改善した。
宅配以外の特積貨物の輸送数量は25%の事業者が「減少」、24%の事業者が「増加」とし、判断指標は+1(前回▲8)となり、9ポイントの改善となった。
また、一般貨物の輸送数量は37%の事業者が「減少」、22%の事業者が「増加」とし、判断指標は▲20(前回▲23)となり、3ポイントの改善となっている。
今後(平成25(2013)年4月〜6月期)は、個人消費など経済効果への期待が高まる一方で、円安による燃料コスト増が見込まれているなどの不安要素から、業界の景況感の判断指標は▲31となっており、今回に比べ、4ポイントの上昇が見込まれている。
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投稿者:gotsuat 10:11| 物流事業者