2012年11月13日
【知識】大京と東芝エレベータ マンション用「リチウムイオン蓄電システム」を共同開発
大京と東芝エレベータは、新築マンション用として、太陽光発電と商用電源と連携し、停電時にも対応できる「リチウムイオン蓄電システム」を新たに共同開発した。2013年春に販売を予定している「ライオンズ市川妙典」に導入する。
大京と東芝エレベータで共同開発した「リチウムイオン蓄電システム」は、停電時でもエレベーターを通常速度で使用することができ、マンション内の移動に階段のみを利用する不便な状況を解消した。更にエレベーターへの電力供給を手動で給水ポンプまたは機械式駐車場の電力へ切り替えて使用することができる。また、通常時には太陽光発電と蓄電池を連携することにより、商用電源の利用率を低減し、建物全体(共用部分)の省エネにも寄与する。
「リチウムイオン蓄電システム」は停電時に備え、太陽光発電と組み合わせた定置型蓄電システムを設置することで、停電が発生した場合においても、エレベーターを通常速度で運行でき、エレベーター運行時には、各階のエレベーターホールに設置する蓄電池の残量計で残量を確認できる。また、共用部照明(一部)、給水ポンプ、機械式駐車場についても、この蓄電システムから電力供給できる。通常時は、太陽光発電パネルよりリチウムイオン電池に蓄電した電力と、商用電源を連携することにより建物の省エネに貢献する。蓄電池の蓄電は、昼間は優先的に太陽光発電を用いて充電する。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者:gotsuat 09:48| 知識