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2011年12月06日

【物流】国交省 第9回物流センサス調査結果(速報)

国土交通省(国交省)は、平成23(2011)年10月31日に全国貨物純流動調査(物流センサス)の集計結果をまとめた。

各輸送機関に着目し、ある輸送機関がどこからどこまで輸送したかを調査した「総流動統計」が一般的であるが、全国貨物純流動調査は貨物そのものに着目し、出発点から到着点までの貨物の動きを捉えた「純流動統計」として、日本で唯一実施されている調査である。同調査は昭和45(1970)年以来5年毎に実施しており、今回で9回目の実施となる。

この結果、2009年度における年間出荷量は25億9千万トンであり、前回2004年度の年間出荷量の30億6千万トンに比べ、15.4%の減少。要因としては、土木・建設需要の低迷やリーマンショックの影響に伴うものと考えられている。産業別にみると、鉱業・製造業・卸売業・倉庫業の4産業全てで出荷量が減少した。(下記表参照)

年間出荷量の発地域(全国10地域)構成をみると、三大都市圏を抱える関東・中部・近畿発の貨物が全体の58.0%を占めている。発都道府県別では、愛知県・千葉県・神奈川県・大阪府・北海道の順に貨物量が多く、東北・北陸信越では、前回調査に比べ貨物量の減少率の高い県が増加した。

全国10地域の貨物流動量をみると、地域内流動77.7%、地域間流動22.3%。過去からの推移をみると、わずかながら関東・中部・近畿・九州以外の地域内流動のウエイトが低下し、地域間流動のウエイトが高まった。地域間流動では、関東・中部・近畿相互間や近畿〜中国、関東〜東北などの流動量が増加した。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連