【物流】国交省 高速道路のあり方検討有識者委員会(第10回)を開催
平成23(2011)年9月21日、国土交通省(国交省)が第10回高速道路のあり方検討有識者委員会を開催した。
今回は、第9回(平成23年8月22日実施)に引き続き、今後の料金制度のあり方やネットワークのあり方について、たたき台を踏まえ、話し合いが行われた。
要旨は以下の通り。
<今後の料金制度のあり方>
@基本とする料金制度
「基礎的な料金制度は、負担の公平性や他の交通機関との関係を踏まえ、
対距離料金を基本とする必要性があるのではないか」など。
A受益と負担のあり方
「高速道路を巡る受益と負担についてどのように考えるか。
特に受益の範囲について利用者と利用者以外、
あるいは地域間についてどのように考えるか」など。
B償還の考え方
「将来の維持管理や更新も含めて検討する必要があるのではないか」など。
についての意見交換がなされた。
<今後の料金施策の方向>
「基本的な料金制度は利用者に分かりやすいシンプルな体系とすべきではないか。
一方、様々な政策目的に対応した料金施策との両立をどのように図っていくのか」
についての意見交換がなされた。
<ネットワークのあり方>
@これまでのネットワークの経緯と検証
「14,000qなど既存の高速道路計画について、どのように形成され、
どのような目標が、どこまで達成され、国際的に見てどうか、
現在の経済社会情勢や国土の状況から見てどうかなど、
現時点で幅広く評価すべきではないか」など。
A高速道路ネットワークに求めるもの
・今後の経済社会情勢を踏まえ、高速道路に期待される政策目的は何か。
(具体例)
「国際物流の動向も踏まえ、国際競争力の強化のための
戦略的ネットワーク整備を進める」。など。
・政策目的を実現するために、高速道路に求められる機能は何か。
(具体例)
「ヒト、モノの効率的な移動を可能にする時間信頼性(定時性)」など。
についての意見交換がなされた。
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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連