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2011年09月22日

【環境】IHIMU 環境負荷低減型の石炭運搬船を受注

アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド(以下IHIMU)は、東京電力火力発電所向けの石炭輸送に投入が予定されている97,000MTDW型石炭運搬船3隻を第一中央汽船から受注した。

石炭運搬船の特徴は、以下のとおりである。

1.推進効率の向上
  IHIMUが開発した二重反転プロペラを採用し、
  半円ダクトや舵バルブなどの省エネ付加物を組み合わせることにより
  推進効率を高め、同社比15%以上の大幅な燃費の削減を実現。

2.機関プラント効率向上
  @NOx2次規制(※1)に対応した電子制御主機関を採用し、
   エンジンの各負荷域での燃焼状態を最適制御することで、
   低燃費と環境性能の両立を達成。
  A主機排ガスパワータービン発電システムを採用し、
   航海中のディーゼル発電機関の燃料消費量削減を実現。

3.貨物の積載効率の向上
  喫水制限のある火力発電所の港湾において、
  最大限の積高を実現するため、ホールド配置を見直し、最適船型を開発。


※1 NO2次規制
平成20年(2008年)2月に開催されたBLG12(第12回ばら積み液体・ガス小委員会)で合意された2011年からエンジンの定格回転数に応じて現行規制値(g/kWh)から15.5%〜21.8%削減する規制

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※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| その他の機関の取り組み 【機関別】