2009年12月21日
【環境】東洋紡績と住友化学の共同物流がスタート
東洋紡績と住友化学の両社は共同物流の開始を発表した。
以前の輸送形態では、住友化学は住友化学千葉工場から東洋紡績の敦賀事業所(福井県)へ、原料樹脂を鉄道輸送していたが、合成樹脂専用コンテナのため、帰り便は空の状態で回送していた。一方、東洋紡績は、敦賀事業所から川越市(埼玉県)の拠点へ、フィルム製品をトラック輸送していた。
今回住友化学は、日本貨物鉄道株式会社・京葉臨海鉄道株式会社の2社との敦賀港オフレールステーション及び南福井駅への大型荷役機械(トップリフター)の導入などを行ったことにより、合成樹脂専用コンテナからISO規格コンテナへの変更が可能となった。
これにより、東洋紡績のフィルム製品トラック輸送の半分を住友化学の原料樹脂輸送の帰り便に積載することで、鉄道へのモーダルシフトを実現し、年間65トンのCO2排出量削減が期待できるとしている。今後は、鉄道でのフィルム輸送の割合を順次増やしていくとしている。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者:gotsuat 09:59| 企業の取り組み 【機関別】