2009年05月15日
【流通】富士通研究所 暗号化された印刷物をカメラ付き携帯電話で閲覧する技術を開発
--- 紙と電子データの暗号化技術がさらに進化!携帯電話で閲覧が可能に ---
富士通研究所は、暗号化された印刷物をカメラ付き携帯電話で閲覧する技術の開発に世界で初めて成功した。携帯電話のカメラ映像を通して印刷物を覗き込むことで、暗号化された領域が復号され閲覧が可能となる。この技術により、紙媒体の利便性を最大限に活かしながら、情報漏洩を防ぐことができる。従来、暗号化文書の復号・閲覧に必要だったPCの操作が不要になるため、機密文書を外出先で閲覧したり、PCを設置していない職場や、一般家庭における利用が可能となる。
この技術により、PCとスキャナを持ち運ばなくても、カメラ付き携帯電話で即時に暗号化領域の復号と閲覧ができるため、紙媒体の利便性を最大限に活かしながら、情報漏洩を防ぐことができる。従来の紙の暗号化技術では、スキャナを用いた大量の文書の復号に大きな効果を発揮しましたが、今回さらに、従来難しかった社外やPCを設置していない職場、あるいは一般家庭における利用が可能となる。たとえば、外出の際に機密情報を暗号化することにより、機密文書を保護したり、手帳の中に記載しているお客様電話番号などの個人情報、他人に見られたくないクレジットカードのIDやパスワードなども保護することができる。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者:gotsuat 10:33| 流通