2002年05月24日
【物流】危険物輸送時の規制見直しに着手
厚生労働省、総務消防庁、経済産業省原子力安全・保安院の三省庁は今年度中に安全性の確保を前提として、危険物輸送時の二人乗車規制の見直し作業に着手する。
原子力安全・保安院は来年度をメドに、高圧ガス等の運転要員確保規制を距離から時間に変更し可燃性ガス、酸素の充てん容器は二階建ての倉庫への設置も認める。
また、消防庁はこれまで一般道路200キロもしくは高速道路340キロ以上に相当する距離を輸送する場合、ドライバーの交代要員を消防法で義務付けてきたが、トラック運転者の勤務形態を距離ではなく、厚生省が定めた労働時間制に改める。
タンクローリーは、タンク内部に容量4000リットル毎に設けていた間仕切り板と2000リットル毎に必要だった防波板を撤廃しタンク室を洗浄しやすくすることで、点検作業の簡素化を行なう。
また優良事業所には危険物施設の保安検査を延長するインセンティブが与えられる。
さらに厚生省は年内に審議会を立ち上げ、毒物劇物取締法を議論する。その他、20フィートタンクコンテナの容量規制、防波板の設置義務について議論する。
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投稿者:gotsuat 15:12| 行政関連