2003年10月28日
【物流】トラック事業者関連で初のガイドライン −経団連−
日本経済団体連合会は今月21日、トラック事業者関連としては初めてのガイドラインとなる、「安全運送における荷主としての行動指針」を策定した。
今回の計画の背景として国土交通省は、「違反車両が多く大型トラックの事故が後を絶たない。規制見直しにおいて、民間サイドで安全対策を確実に講じていくことが必要」という考えのもと、荷主の立場からの配慮を呼びかけた。
その結果、経団連がガイドラインを策定するに至った。具体的な内容としては、
◆ 過積載や高さ制限違反など法令違反となるような要求をしない
◆ 運送事業者の選定ではISO9001および安全性優良事業所認定制度など
客観的基準を活用する
◆ 法令違反を繰り返す運送事業者との取引停止
◆ 運送事業者との協力による安全運送の啓発活動
物流の効率化を促すものとして、大型車両の総重量や車高規制の緩和に取り組むなど、「規制改革推進3ヶ年計画」が今年3月に閣議決定され、今年度中にも緩和措置の実施が決まっている。
ただ、今回の国土交通省からの要請を踏まえ、経団連は21日の理事会で正式決定となったガイドラインをもとに、関係企業・団体などに自主的な取り組みを呼びかけていくとしている。
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投稿者:gotsuat 13:59| 行政関連