【流通】動力機
ま: 始まりました
おすすめ商品紹介コーナー!
な: おかげさまで
読者の方々にも定着して頂いたようだね
ま: そうなんです
掲載後に商品についての問い合わせが
急に増えた商品もあったようですよ
な: Tipping Site(ティッピング サイト)って事!
ま: で、今週紹介するのは?
な: 今週は「人」です
ま: 「人」って・ ・ ・ ・ 人物ですか?
一体どんな展開になるのやら・ ・ ・
な: じゃぁ ポイント行こう!
・ ヒューマンブランド、ヒューマンプロデュース |
な: 最近、世の中を「ヒューマンブランド」という切り口で
見る事が多くなったね
ま: 「な:」さん、変な視点ですね
な: そうかなぁ
例えば巨人の長嶋というよりも
長嶋の巨人って感じしない?
ま: 巨人ファン以外でも
長島の事が好きって人もいますよね
な: 最近は「人」の感性とか才能を
自社にMixしたり
思想をハードにMixしたりと
その取り組みは高度化、複雑化している
ま: えっ?
どういう事ですか?
な: 例えばアルファロメオのデザイナー = ウォルター・デ・シルバ が
手がけた車がヒットしたとして
それはデザイナーの力だけでなく
当然、元々のアルファロメオのブランド力があってこそでしょ
そしてこのデザイナーが
セアトに行ってデザインした車が
必ずしもヒットするとは限らない
ただ、アルファロメオでの実績で
このデザイナーとしてのブランド力があるわけだし・ ・ ・
ま: GUCCIのトム・フォードのようですね
な: 簡単に言えば
こうした人が「カリスマ」って言われるんだろうね
この「カリスマ」的存在が受け入れられるのは
「つきつめたい」とか「思想」・「意志」を
消費者が感じたいからだと思うんだよ
ま: 思想、意志の探求・ ・ ・ ねぇ
な: 今回紹介するは鈴木正文氏が編集長を努める雑誌
「ENGINE」なんだけど
まさに今行ったような事が当てはまるんじゃないかなぁ
男として・ ・ ・ 、生き方、ファッション・ ・ ・
単体では理解できない
複雑系にからまっている
ま: 一般によく言われる「自動車雑誌」とは
全然違うんですね
な: 自動車雑誌なんかでは
新しい自動車の紹介や善し悪しなんかを語っている
ましてファッション雑誌なんかでは
車の紹介コーナーを設けて
イメージの出し方や乗りこなし方とか書いてあるんだけど
どうも「企画チック」なんだよ
ま: 「企画チック」って?
な: スポンサーの影が見え隠れしたり・ ・ ・
だから情報が浅いって言うか・ ・ ・
こういう事を消費者も気づき始めてるんだよ
ま: なるほどねぇ
消費者が「つきつめたい」とか「思想」・「意志」を
求めるようになる訳ですね
な: 「ENGINE」の場合
詳細部分に付いて必要であれば
著名な人を呼んできたりしてるけど
鈴木正文編集が全てを理解した上での事だからね
個人の思想とか感情とか全面に出ているし
消費者にもマッチしている
これがオススメの理由なんだよ!
ま: 編集長という黒子的な存在が
一気に全面に押し出されますね
な: 企業活動にあてはめてみると
各々の事業の優位性や
Key Personとしてのブランドを
どのように育てていくのか重要になってくるよ
そして一つのセグメントに分けて考えるだけじゃ
どうしようもないからね
ま: セグメントに分けて見る事が
駄目なんでしょうか?
な: これは「ENGINE」を見ればわかると思うよ
車だったら車だけの情報、
服だったら服についての情報じゃなしに
読者が生き方を考えれるような情報とか
何を知りたがっているのか?
雑誌を構成する人は
全てを理解する必要がある
ま: そういう事ですか
わかりますよ!
な: こういう切り口が今、少ないんだよ
月刊「鈴木正文」みたいなのが!
これからinternetの普及で
「もっと知りたい」といったリッチネスな情報が
低価格で入手できるようになってくる
だから浅い情報しかない雑誌って駄目なんだよ
だって例えば自動車の乗り心地だけの紹介じゃぁ
実際にオーナーである人の個人HPで
よりリアルな情報として入手できるからね
ま: コマーシャルベースではない
生の声ですよね
な: ファッション、デザイン、或いはスポーツなんかを
複雑系で絡めて
「俺はこう生きたらいい!」って思った時に買って読む!
こういう雑誌がこれから中心になってくるんじゃないかな ぁ
さぁっ! 我々も 動きましょう!
ま: エンジンまわして!
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『「ENGINE」 創刊』
新潮社は雑誌「ENGINE」を創刊した。編集長には「NAVI」の元編集長の鈴木正文氏。
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投稿者:gotsuat 11:59| 流通