2008年10月15日
【流通】キヤノンと東レ、高難燃性を持つバイオマスプラスチックを開発
ーーバイオマスプラスチックをオフィス用複合機の外装部品に採用ーー
キヤノンと東レは、世界最高水準の難燃性をもつ、植物由来成分を25重量%以上含んだバイオマスプラスチックの開発に成功した。このバイオマスプラスチックは、来年以降に発売するキヤノンのオフィス用複合機の外装部品として採用する予定。
両社は、新たな材料設計と成形技術の確立により、これらの材料特性を改良したバイオマスプラスチック“エコディア”を開発。難燃性については、オフィス用複合機に適用可能なバイオマスプラスチックとして世界で初めて、UL規格94の5Vを達成。このバイオマスプラスチックは、従来のオフィス用複合機に使用している石油系プラスチックに比べて、製造に関わるCO2排出量を約20%削減することが期待できる。
将来的には、オフィス用複合機に使用している従来の石油系プラスチックを、製品内部の一部だけでなく、高度な難燃性が要求される外装部品まで、バイオマスプラスチックに置き換えることが可能になる。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者:gotsuat 10:32| 流通