【流通】価値変換機能に・・・
――航空券発売の制空権争いに変化?――
ま: 「あ:」さん
今度の土曜日何か予定ありますか?
あ: 予定って・・・
特にないけど・・・
何? 良いことあるの?
ま: 良いことがどうかわかりませんが・・・
あ: (ひょっとしてコンパ?)
何だよ〜
もったいぶらずに早く言ってよ!
ま: 実は。。。
映画のチケットが2枚ありまして。。。
一緒に行く人いないから
「あ:」さんどうかな?って。。。
あ: やめてよ!
男二人で映画なんて!
ま: えっ!
でもチケットもったいないじゃないですか!
せっかく苦労して取ったのに。。。
あ: チケット購入ねぇ。。。
今変化が激しいからね―――
『航空券発売の制空権争いに変化?』 米国の航空会社やネット企業がインターネットを通じた航空券販売で激しい主導権争いをしている。 航空券の米市場規模は年間約1000億ドル。ネットによる販売はこの3、4年で全体の14%に拡大した。 今後ネットによる航空券販売が旅行会社経由の売上げを追い抜くとの見方もある。 |
ま: ついにネットを利用した
いわゆる「中抜き」による販売が
シェアを上げてきましたね
あ: そもそもチケットって一体何なのか?
ま: 何なのか?って言われましても・・・
権利書のようなものですよね
航空券であれば
飛行機に乗れる権利・・・?
つまりサービスを受ける事ができる権利!予約機能です
あ: チケットをハードとしてみれば
ただの紙切れ・・・
そこへチェック機能や偽造防止の為の機能など
様々な工夫がされているんだけど
結局は無形のサービスを受ける事を
事前に購入するって事!
ま: 買っているのは紙ではなく
その権利って事ですよね
最近じゃぁ紙としてのチケットの代わりに
携帯電話に予約番号をダウンロードしておいて
当日はその画面を見せるって方法も出ているようです
割引クーポンなんかでも活用されはじめていますし。。。
あ: 価値の流通方法とその媒体が
従来のコンビネーションとは違ったパターンになってくる
この変化において
商品・サービスを生み出すメーカーと
それらを販売する代理店とでは
求められる機能が異なってくる
例えば食品流通で考えれば
大手メーカーから直接商品を購入する人って
まだまだ少ないよね
ま: 小売店舗に行って購入します
消費者が全て直接メーカーから商品を購入するとなると
物流面その他課題が山積みです!
あ: チケットの場合
そうした物流面に関する問題って
ITで解消されてきている
特に航空券を始めとしたチケット販売において
サービス自体の供給者から
直接サービスとしての価値を購入し、利用できるようになっている中で
代理店としてその価値をそのまま流通させる行為に
当然優位性は存在しないし
利用者にとっても違いがない
ま: HP上では
代理業、航空会社はクリック一つで
行き来できる「お隣りさん」状態ですから
代理業ってこれから存在意義が問われるんでしょうか・・・?
あ: そういう訳じゃないと思うよ
代理業として何か違う価値に変換しないと・・・
価値変換・提案による差別化が
代理業としての存在価値を高める方法じゃない!
物流業界で言えば3PL的な機能が
求められるハズ!
ま: と、言う事は。。。
逆に考えると
3PLの機能って
旅行代理店と同じって事ですか?
あ: 。。。。。。。。。
近くなく。。。。遠くなく。。。。。
価値直接流通機能
価値変換流通機能
それぞれ求められる機能があるって事!
ま: ネットを利用した直接取引がある反面
ネットの普及により新たに求められる代理機能が
求められるようになってくるんでしょうね
情報が簡単に受発信できるようになりましたから
利用者が欲しい情報を
欲しいカタチに変換・パッケージ化し
決済までのサービスを完結させることが
その存在意義と言う事になるんですね
あ: なんだかまとめに入ったね「ま:」さん!
ま: たまにはまとめないと!
その存在意義が問われますから・・・
あ: なるほど
今日の話よくわかってくれてるね!
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投稿者:gotsuat 14:57| 流通