【流通】ユーザーベースとタイミングが重要!
|
あ: ちょっとそこの脚立(きゃたつ)とってくれない?
電球が切れちゃってるから取り替えるよ
ま: は〜いっ!
あ: は〜いっ! じゃなしに返事は はいっ! でしょ
ま: 細かいことうるさいっスよ
せっかく脚立(きゃたつ)とってあげようと思ってるのに・・・
あ: いいから早く持ってきてよ!
ま: はいはいわかりました・・・
あ: 「はい」は1回!!
――――――――――――
ま: どうぞ!
持ってきましたよ
あ: ありがとう
あれ!? 電球は?
ま: 電球は?って言われても・・・
そんなの頼まれた覚えありません
あ: 気が利かないなぁ
何の為に脚立が要るのか考えればわかるでしょ!!
ま: はいはい 又持ってくればいいんでしょ?
あ: 一緒に持ってきてくれれば助かるのになぁ・・・
そういう傾向が増えてるっていうのに・・・
『日本IBM、リコーと共同配送』
日本IBMは12月から、大型受注案件についてリコーと共同配送を始める。日本IBMが自社のパソコンとリコー製プリンターを顧客に一括納入する。両社は注文に合わせた機器の設定を工場で調整を済ませるようにし、共同配送を可能にした。簡易型のこん包を使うことで廃材引き取りも中止し、トラックの運行を4分の1に削減、物流効率を引き上げる。 |
ま: 共同配送ですね!
こうした事例が増えてますね
あ: 今までくっつかなかった企業同士が
いっしょになって・・・
配送手段も企業にとってアイデンティティの一つでもあった
自社の看板を掲げて・・・ってね
ま: それが最近では
同業他社との共同配送に積極的に取り組んでいる企業も増えてきましたね
あ: コスト面、環境面において
企業に求められる要望が周りの環境も変わってきた・・・
企業にとって
どの機能で優位性を発揮 差別化を図っていくべきなのか
はっきりしだしたって事だよ
それと・・・ ユーザーベースで考えた利便性なんだろうね・・・
一緒に来た方が助かる!って思っているユーザーにとって
各々の供給者が構築している配送システムが
ベストな状態となっているとは限らない
ま: どうして別々に来ちゃうの?
この物流的視点にたった改善が
各業界で進んでいるんですよね!
あ: その効果は・・・ みなさんご承知の通り・・・
今回紹介した事例などは
同業他社って訳ではないけれど
買い手側にしてみれば
購入検討する時期やタイミングが
非常に似通っている・・・
こうした購入タイミングに合わせた
企業同士の協業が進んでくるんじゃないかな
これによって新しいコラボレーションも始まったりね
ま: 今まで一緒にお届けしてなくても
同じ配達先毎に集約していけば・・・
特に扱いアイテムが多様な小売業態については
これまでの枠組みを越えた配送方法っていうのが
確立していくかもしれませんね
あ: 各社が独自の流通プラットフォームによって
優位性を築きあげてきたのが
ユーザーベースで考えると
更に適した方法も考えられるってこと!
企業間の取引だけじゃなく
個人の買い物にも同じ事があてはまるかもしれない
例えば・・・
牛乳やと新聞屋のパッケージだとか・・・
ま: 早朝宅配という切り口ですね
でも・・・どこかでユーザー毎に
情報、そして商品を集約しなければ
実現できませんね
あ: その集約の切り口が
ユーザーベースであるって事が重要なんだよ
なんでもかんでも一緒にすればいいって訳じゃなくてね・・・
ま: そうです!
新聞とピザが一緒に来ても・・・ねぇ
あ: 供給システムとしての意味が大きい流通システムが
需要を始点としたDCMとしての流通となった場合に
こうしたユーザー毎の配送システムが
有効になってくるかもしれないね
例えば配達を代行してくれる手段を
企業や個人が指定をしておいて
何をどこで買ってもその手段を通じて手にするとか・・・
ま: まるで代理人のようですね
何かあったらその会社を通じて配送をお願い!って感じで・・・
ユーザーにとっても
配送にかかる費用について
理解理解しやすくなるかもしれません!
これは物流に関する知識が広がりそうです・・・
我々もうかうかしていられませんね!!
|
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者:gotsuat 14:07| 流通