【流通】意志決定のタイミングを見極める
――日本マクドナルド、携帯端末で注文を受けるシステム―― |
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あ: うわっ! あの店何だい?
すっごい行列できてるじゃない
行ってみようか?
ま: そうやってすぐ行列を見ると
なんでも参加したがるんですね「あ:」さん!
あ: だって あれだけ行列ができてるって事は・・・
それだけ人気があるって証拠でしょ
ま: まぁそうなんでしょうけど・・・
僕はあまり行列に参加するの
好きじゃないんですよねぇ
もっと手っ取り早く済ませたい!
あ: そうそう!
行列のできる店でも
いろいろ考えてるようだよ!
『日本マクドナルド、携帯端末で注文を受けるシステム』
日本マクドナルドは携帯型端末を使って店員がカウンターに並んでいる顧客に注文を受けるシステムを導入する。注文内容は即時に厨房に伝わり、客の待ち時間を短縮、混雑時の顧客の不満解消につなげ客数増につなげる。 |
ま: 助かりますねぇ
長い行列に参加する時間が
少しでも解消されそうですね!
あ: あぁ そうだね
なんてったって
ファースト・フードだもん!
食べてる時間と並んでる時間
同じぐらいだったら・・・
ちょっとね・・・
ま: 特に昼食時ですよ!
どうしても食事する時間って
みんな同じ時間に集中してしまいますから・・・
でも、行列する時間がすぐ終わる!って
わかっていれば
期待値も高まりそう!
あ: 低価格理髪店チェーンでは
店の外に混雑度を示すランプが光ってたりするんだよ!
今どれくらい待ち時間があるのか?
ここも実質髪を切ってる時間って
他の理髪店に比べてかなり短いから
待ち時間との比率って非常に重要なんだよね
ま: そっかぁ
例え15分で髪を整えてもらえても
30分待つんじゃちょっともったいない気がします
あ: あと 仕組みとして
早く受注情報が得られる事によって
無駄な作り置きを抱える必要が減る!
ま: 少し前からマクドナルドでは
受注後に作り始めるようになったそうですし・・・
厨房側との相乗効果もありますよ!
あ: 実際に店に来る人への受注情報取得だけじゃなくて
来店前に受注が取れることによって
店側も消費者側もメリットがある!って業種が
まだまだありそうだね
ま: 例えば回転寿司や・・・
休日のテーマパーク内のレストラン・・・
あっ! でも結局は並ばないといけないか・・・
昼食時にお弁当やさんに予約を入れておいても
結局他のお客さんとの順番待ちになるのと同じで
あ: ETCのように
予約してる人用のレジができたりして・・・
ま: それ! ありです!!
あ: 行列ができる事って
ある意味店にとってはありがたい事かもしれないけど
並んでいる方にしてみると
ほどほどにして欲しい時って多いよね
ま: 「行列のできる○○屋」特集なんて見てると
たまにゾッとする時あります!
あんなに並んでいるのか・・・なんてね
でも並んでいる間の期待値上昇気分もなかなかのモノですけどネ
あ: SCMからDCMへの考え方が大事ってことかな!?
それと・・・ どんなタイミングで
顧客に意志決定をしてもらうのか?でしょ
ま: 意志決定のタイミング・・・
あ: 例えば食品スーパー、特に生鮮食品だったら
意志決定は店に行く前と店に行ってから
両方ともあるじゃない?
実際に店頭で並んでいる商品を見ながら
買い物していたり・・・
ま: そりゃそうですよ
だって生鮮食品の場合
自分の目で確かめながら選ぶ事も大切ですから
あ: 例えば定番商品のように
顧客が商品に関する知識が既に備わっていそうな場合
予約しやすい条件にあるんだけど
「ま:」さんが言うように
生鮮食品の場合ってやはり確認したいじゃない?
もしくは相当な安心感がないとね!
ま: もし・・・生鮮食品にしても
実際に商品を見る必要がなくなってくれば・・・
あ: 店に行く前に
購入意志決定できる商品数も増えてくるかもしれない
場合によっては小売店側が発注するタイミングに
より近いタイミングにもなってくると・・・
ま: 企業にとって
ますます無駄を減らせますね
購入意志決定のタイミングが変わることによって
企業、そして消費者にとっても
メリットがあるなら良いことじゃないですか!?
あ: 今日紹介した事例は
昼食時の行列は仕方ない・・・当たり前と
決めつけた瞬間! 何も変化がないって事を
教えてくれている!
ま: 消費スタイルの当たり前を
当たり前にしない!
そうした提案余地がありそうですね!
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投稿者:gotsuat 15:40| 流通