【流通】電子化されたコンテンツ流通のありかた
―イーブックイニシアティブ、松下電器産業と共同で見開き型読書端末開発― |
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『イーブックイニシアティブ、松下電器産業と共同で見開き型読書端末開発』
電子書籍をWeb上で販売しているイーブックイニシアティブジャパン(以下EBI)は、松下電器産業と共同で、見開き型の読書端末「ΣBook」を含めた総合的な電子書籍事業を立ち上げる。専用ブックリーダーの提供、電子書籍コンテンツの配信、コンテンツの販売ルートの開発を行う。現在、EBIはブロードバンド専用の「10daysbook」で電子化された書籍を配信している。パソコンで読むことのできる電子書籍コンテンツは、今回松下電器産業が開発する見開き型の読書端末でそのまま利用できるという。 |
ま: これは・・・本のカタチそのままですね!
読む姿勢も今までと変わらない!
まさに「電子書籍」ですよ!これ
あ: 新しいモノなんだけど
受け入れやす〜いカタチになってるし
自然なカタチで利用できるんじゃないかな?
ま: でも実際のところ どうなんでしょうか?
電子書籍ってみんなが利用しているのか・・・
あ: 市場規模としては、まだまだ。。。かもしれないけど
成長度合いとしては伸び続けているんだって!
出版業界が伸び悩んでいる事を考えると。。。
健闘しているんじゃないかな?
それだけに 期待も大きいってこと!
ま: でも、書籍が電子化されたとしても
既存のペーパー書籍が
全くなくなるわけでもないですよね
パソコンやネットワークが発達した事によって
ペーパーレスにならない部分もある・・・
あ: だから・・・
ペーパーか、電子化されたモノなのか、
そうした手段、ツールにこだわらない
楽しみ方、そして所有・価値交換の
新しいスタイルが求められてくるんだよ
例えば、書店で買ったコミック単行本、
価値としては、コンテンツ + ペーパー として
分けて考えないといけなくなってくる・・・
ま: ????
つまり、情報としての価値、
そしてその情報を得るためのツールとしての価値、ですね?
あ: そうそう! だからさぁ
書店で買ったコミックを
電子書籍市場で改めて買うっていうのも
なんだか損した気分になっちゃうでしょ
実際、内容を読んじゃってるんだし。。。
ま: まぁ 残しておくことに価値があるもの
例えば写真集だとかだと
わからないでもないですが・・・・・
あ: コンテンツとしての価値交換が行えて
かつ、楽しむ方法としてのツールを
自由に選ぶことができる・・・
そんな楽しみ方、所有のスタイルも必要なんじゃないかな?
例えば、、、一度購入したコミック誌については
もちろん書籍でも楽しめて、、、
ΣBookのような端末でも楽しめちゃう・・・ってね
ま: でも。。。実現しようとするならば・・・
当然、書籍には「本棚」がありますけど
電子化されたコンテンツって
今だと自分のパソコンに保存しておくんでしょうか?
持ち出して楽しむための異なる機器への書き込みが
簡単にできてしまうと
当然、、、複製に関するトラブルも発生しますよね
あ: そう、、、著作物に関する権利だね。。。
このあたりについては「定義」が必要になってくる
今は供給側、そして利用者にとっても
確定的なものができあがってない状態。。。
徐々に確立されていくと思う・・・
ま: そうじゃなきゃ、発展しません!
それにしても電子書籍って楽しみですよね
自宅にあるコミック誌の山を見ると・・・
なんとかならないか!って思いますもんね
あ: そうそう!
将来、住宅市場にも変化が起こるかもしれないね
最近は「応接間」なんてあまり聞かなくなったように
どんなに大きな豪邸でも
「書斎」なんてなくなっちゃうかもしれないよ
ま: かわりに「サーバー室」になっちゃったりして・・・?
あ: 「ありえない」とは言えないなぁ。。。それ
あと、流通として考えた場合、
著作物の作者、そして読者を結ぶ
新しいコンテンツ流通のあり方を考えないとね!
ま: 新しいコンテンツ流通って。。。
つまり電子化されたコンテンツを
どうやって様々な機器で利用できるようにするか?って事でしょ
それは・・・これから益々BB化が進んでくるでしょうから・・・
楽しむ機器との接続インターフェースの問題かと・・・
あ: いやいや、そういう事だけじゃなくて・・・
電子化を前提としたコンテンツの流通を考えないとね!
例えば。。。今まで登場し得なかった「ジャンル」が
できあがってしまったり・・・
ま: 新しいジャンルですか?
それって今でもいろんなコンセプトの雑誌が
登場していますけど?
まぁ、消えていく雑誌も少なくありませんが。。。。
あ: 雑誌とかだと
いろんなコンテンツが並んでいるよね
担当するコーナーなどで作者も異なっている
各々のコンテンツをバラバラに管理することによって・・・
ま: ひょっとして。。。バラ売りも可能って事ですか?
あ: バラ売りというよりも・・・
既存の書籍というパッケージングの枠を
一度シャッフルもできるって事!
そして自由なパッケージングによる
コンテンツの価値交換が可能になってしまう!
ま: 簡単に言うと・・・
新聞のある連載コーナーが
書籍化されるのと同じような感覚ですね?
あ: そうそう!
もっと自由な枠組みでね!
この自由な組み合わせを行えるように
著作者と読者をつなぎ合わせる機能を有した
プレーヤーが必要になってくる。。。
電子化を前提としたコンテンツの
調達、そして読者の要望に応えるカタチに変換し
提供してあげる事ができる中間機能がね!
コンテンツの調達先としても
電子化を前提とした新しい著作者層・・・
例えばそれが個人が頑張って運営しているHPであったり・・・
そういう人に活動に相応する報酬が得られれば。。。
好きな事に特化して没頭しながら生計を立てていける
可能性が広がっていくと思うんだよね。。。
ま: なるほど!
そりゃぁ幸せかもしれませんね
読者にとっても
欲しいコンテンツを手に入れ易くなりますし
そりゃぁ便利ですよ
でも。。。そうなると雑誌にある「広告」ってどうなるのかなぁ、、、
あ: きっと広告も更に電子化される事による
メリットを最大限に活かしたカタチになってくると思う
動画広告が付いてきたりね。。。
それとこうした電子化したコンテンツの楽しみ方
そして所有の仕方に関する
ソリューションが必要になって来ると思う
つまり、個人のデジタルコンテンツに関する
保存と利用が自由にできる個人向けのストレージングだとか・・・
ま: 自宅のPCでは限界があるかもしれませんもんね
勿論、ハードの容量は大きくなっていますけど。。。
あ: デジタル化されたコンテンツ商品に関する
所有、そして楽しむためのツール。。。
電子化を「前提」とした発想で
新しいコンテンツ流通が形成されてくる・・・
その時に、どんなサービス、機器が必要とされてくるのか?
今まさに扉が開かれた瞬間!って感じかな?
ま: はい、コミックを読みながら
そのあたりの事、考えてみますよ。。。
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投稿者:gotsuat 13:52| 流通