【流通】ハードから独立するコンテンツ流通と所有の定義
『インデックス・オー、キャンシステム、ネットブレーン、 着信メロディ配信サービス「日本有線大賞」の提供開始』 インデックス・オーはキャンシステム、ネットブレーンと共同でEZweb向け公式コンテンツとして、 着信メロディ配信サービス「日本有線大賞」の提供を開始する。 着信メロディのラインナップは、 TBS系でTV放送されている「日本有線大賞」の全受賞曲や、 キャンシステムの有線放送リクエストチャート上位曲、 J-POP、演歌/歌謡曲、洋楽、民謡、社交ダンス等、全34ジャンル。 「演歌/歌謡曲」「民謡」「社交ダンス」の各コーナーではアーティスト、 専門誌、関連団体とタイアップしたオフィシャル情報も掲載。 サービス開始当初の提供楽曲数は約1,500曲。 毎月100曲以上のペースで追加配信が行われる予定だという。 |
携帯電話の音が鳴る・・・
チャーチャチャンチャーン♪♪
あ: 誰!? 携帯電話鳴らしてるの?
マナーモードにしなよ!
全くもう・・・ マナーがなってないなぁ
ま: でも、さっきの曲は確か・・・
あ: 曲? 着メロのこと?
ま: はい、もうあの曲も着メロになってるんですね
早いですよ〜 ダウンロードするのも
あ: あ、あぁ。。。 早いね
ま: ん? 「あ:」さん、さっきの曲
もしかして知らないんじゃ。。。。
あ: バカ言わないでよ 知ってるよ
そんな事よりも、マナーがなってない!てこと
ま: まぁまぁ。。。そんなに目くじら立てなくても・・・
僕もあの曲ダウンロードしておこっと!
あ: おいおい「ま:」さんまで・・・
ま: 着メロってダウンロードはしますけど
実際音を鳴らす時って少ないんですよね
あ: 確かに。。。 ビジネスマンにとっては
マナーモードにしなくちゃいけないシーンが多いからね。。。
結局、着メロをダウンロードしても
実際に利用できる回数は限られてるって人も多いかも。。。
ま: 最近のヒット曲を知らない
お父さん世代の人が
流行についていくためにも
ヒット曲を着メロでチェックするっていうのも
一つの手段かもしれませんね
テレビやラジオの音楽番組を
なかなかチェックできない方にとって
有効かもしれませんよ!
あ: ほほう・・・そういう使い方もあったのか。。。
今日紹介したサービスを利用しておけば
流行に置いてけぼりを食らわなくて済みそうだ!
ま: 着メロのダウンロード数のランキングとか・・・
新しい賞ができてくるかもしれませんね
あ: キャリアを横断的に
各サイトのダウンロード数を勘定していけば
楽曲、アーティスト毎に
最多ダウンロード数がはじき出される・・・
日本着メロ大賞!!!
ま: ジャンルも細かく分けないと
歌謡曲だけじゃありませんから・・・
あ: 着メロからメジャーへデビューする
アーティストも登場するかもしれないよ
それにレーベルも・・・
avexがクラブを一つの媒体としたように
着メロからメジャー化する音楽レーベルも誕生だ!!
ま: 音源に特徴がありそうですね
あ: そう!
楽譜も♪から 0356・・・ってなっちゃったりして!?
ま: 世界でも共通化できそうなのが逆に恐いなぁ。。。
あ: 携帯電話のダウンロードは
携帯電話でしか楽しめないけど
既存の音楽ソフトの流通を考えた場合
CDやDVDなど
再生可能なハード(プレーヤー)があれば
自由に何度でも視聴可能だ・・・
ま: まぁ それが当たり前ですけど。。。
あ: それが当たり前じゃなくなっちゃうかもしれないよ
遠い将来? 近い将来?
ま: えっ? つまり・・・
ハードが標準化されなくなっちゃうって事ですか?
あ: いやいや それはちょっと大変でしょ
規格は統一じゃないと
流通的には混乱してしまうからね。。。
それよりも
CDやDVDが必要なくなったら?
つまり全てストリーミングで楽しめるようになったら?って事
ま: ストリーミングですか?
つまり手に持っていたCDやDVDが持てなくなる!?
あ: 持たなくても楽しめると言っていいかも!?
現在利用している再生機器・・・
CDやDVDプレーヤー
或いは最近じゃぁハードディスクなど。。。
全てがユビキタス!となれば
ソフトを保存しておくハードが必要なくなるかもしれないでしょ?
ま: つまり・・・
音楽であれば聴きたいときに
毎回ストリーミングすると言うことですか?
それは相当回線の許容量が必要になりますよ
ヒット曲ともなれば一度にかなりのユーザーが
アクセスすることになりますから
あ: 将来的にはインターネットの回線も
かなり高速化してくると思うんだ。。。
それが近い将来なのか?遠い将来なのか?わかんないけど。。。
従来の音楽コンテンツの流通は
CD + ソフト(音楽コンテンツ)
DVD + ソフト(映像・音楽コンテンツ)
というパッケージングによって
価値交換が行われてきた
つまりユーザーにしてみれば
ハード+ソフトという目に見えるスタイルでの価値交換ができ
そのハードを自由に使えるようになっていた
その垣根をすべて壊してしまって
自宅のAV機器、ポータブルプレーヤー、携帯電話、クルマ、、、
どこから楽しむのでも全て、大容量のインターネット経由で
ストレスなく楽しめるとしたら。。。。。
ハードを所有して貰うのではなく
聞く権利を所有して貰う!というスタイルへと変わってしまう
ま: つまり。。。ハードとして
コンテンツのパッケージを所有するのではなく
聴きたいコンテンツへのアクセス権を持つと言うことですね?
あ: それが可能になれば
個人として楽しむ場合においてね!
どれだけ聴かれたか? カウント可能かもしれない。。。
一度購入したCDを、数回聴く作品と
何度も何度も聴く作品・・・
CD1枚の購入価値って同じじゃないって言えないかな???
ま: 個人の好みや購入目的にもよりますけど・・・
一度しか聴かなかったCDと
何度も聞くCDが同じ価格っていうことが
実は当たり前じゃないことなのかもしれませんね
あ: だから、楽曲毎に聴かれた回数をカウントできれば。。。
対応した料金体系も可能になるでしょ
ま: 本当によく聴かれた曲も
統計すれば把握できそうですね
今までの売れた曲とは少し違った結果になるかもしれませんね
あ: 完全なストリーミングだと
複製の問題も少し解消されるかもしれないし。。。
なんてったって手元にデータがないんだから・・・
デジタルコンテンツにおいての所有という定義も
モノを持つという感覚から
権利を持つという目に見えない所有スタイルとなってくる
既存のコンテンツの流通も
ハードとソフトが別物として流通しはじめる時代が来る!
コンテンツの所有の定義を変えながら・・・
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者:gotsuat 13:42| 流通