【流通】電子化しても専用眼鏡が必要!?
『ITエージェントとスキルアップジャパン、 「Joy POP」(ジョイポップ)開始』 ITエージェントは、暗号化技術を提供しているスキルアップジャパンと共同で、ASP形式によるビューアー不要の電子書籍サービス「Joy POP」(ジョイポップ) を開始する。 音声データの挿入や、目次リンク、スライドショーや画像のズーム機能など電子書籍の特徴を活かした機能も搭載しており、又、アナログ感覚を意識したページ捲りなど実際の「本」を閲覧している感覚で利用でき、専用ビューアーも不要。 |
あ: いやぁ〜 いつの間にかこんな時間になっちゃってたね
ま: もう終電もなくなっちゃいましたよ
どうしましょうか?
あ: 仕方ない、タクシーでも拾おうか
ま: 僕は構いませんけど。。。
「あ:」さん、かなり遠いんでしょ?
それだったら、マンガ喫茶で時間を潰すっていうのはどうです?
あ: マンガ喫茶!?
一晩中マンガ読めっていうの?
ま: 別にずっと読まなくても
最近は休む人のための設備も整っているらしいです
ゆっくりできるかもしれません
あ: そうなんだ。。。
でも読みたいと思ってるマンガもあるし
結果的に寝不足になっちゃいそう!
ま: マンガの一気読みって気持ちいいですよね
次のストーリーまで首を長くして待つ必要がありませんから
どんどん入り込んじゃいます
あ: 自分でも書くことができればいいのになぁ。。。
ま: それは簡単な事じゃないでしょ
大体、絵も描けない「あ:」さんには
基本的には無理な話!
それにマンガの世界は時には現実とは違う
スケールの発想も必要です
あ: 絵を描くのはアシスタントに任せて。。。
物語だけ考えればいいじゃんか!?
ま: そこでも「アウトソーシング」的発想なんですね。。。
でも、問題は流通でしょ
たとえ良い作品が描けたとしても。。。
どこで、どうやって流通させるのか!?
一番難しいところはそこかもしれませんよ
あ: 今や出版業界は非常に厳しいようだからね
むしろネットをいかに活用できるか?
新参者としてはそこが重要なポイントとなるんじゃないかな?
今日紹介したようなサービスを利用すれば
既存の流通にこだわらずに
読者の手元に自分の作品を流通させることができる・・・
ま: 電子化ですね
でも、既に電子書籍化は進んでいますよ
いくつもの電子書籍サイトが開設されています
市場規模も拡大が見込まれていますよ
なかでもマンガについては
電子化の許諾が雑誌などに比べてスムーズですから。。。
あ: 既存作品の電子化も
ユーザーにとって魅力だね
2002年の市場規模は
主な電子書籍販売サイトでの売上げ
タイトル数、ダウンロード数などから
前年度比50%増の10億円、
そして2005年は一気に540億円にまで
拡大すると予想されている
でも、これからは電子化を前提とした
新しいマンガコンテンツの作り方によって
もっともっと電子書籍の魅力が引き出されてくるかもしれない
ま: 電子化を前提!?
つまり・・・電子書籍だけで大ヒット!
なんて作品が登場するってことですね
あ: 電子化しても読める・・・
既存コンテンツを電子書籍化した作品のポジションが
一つの流通ポジションから主力ポジションに!
電子書籍として大ヒット作品が登場しないと
ユーザーにとっても電子書籍を楽しむ魅力が
伝わらないのかもしれない・・・
ま: 今、各電子書籍サイトでは
それぞれ閲覧するために
専用のビューワーが必要だったりします
あ: ユーザーインターフェースを考えた場合
どこのサイトの作品だとか関係なく
楽しめることができればいいんだよね
実際、出版社が違っても「本」は読めるんだから・・・
ま: 各社毎に専用のメガネがなければ読めない
って事はありませんよね
あ: 既存コンテンツの電子化
あるいは電子化を最初からねらった作品のヒット・・・
そしてユーザーインターフェース・・・
電子コンテンツの流通は始まったばかり。。。
「流通」って自然にできてくるものと思いこんでしまいがちだけど
こうした動きを見ていると
作り手(供給者)と読み手(需要者)をつなぐ
流通はつくりあげていくものだって感じる事ができる
ま: そこに、IT、ネットワーク、そして法的問題の解決、、、
と、新たなスパイスが入り込んで・・・
あ: IT、ネットワーク関連の技術革新は
とても早いスピードで変化していく
でも、供給者と需要者を結ぶ流通ができあがるまでには
相応の「時間」が必要なんだよ
このズレを埋めるために無理はいけない。。。
ビジネス、流通ってタイミングなんだね・・・
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者:gotsuat 11:28| 流通