【流通】レインズ/エ一エム・ピーエム・ジャパンの経営権取得
――相互の流通網を活かした商品戦略――
レインズインターナショナルは、新日鉱ホールディングスとの間で、新日鉱HD社子会社であるエ一エム・ピーエム・ジャパンが実施する第三者割当増資を引き受けることにより、エ一エム・ピーエム・ジャパンを子会社化し経営権を取得することで合意した。
同社グループは、これまでの外食産業のみならず、更に感動創造のフィールドを拡大し、多業種にわたる事業経営に携わっていくことを決め、エ一エム・ピーエム・ジャパンの経営権を取得することによりコンビニエンス・ストア事業に参入する。
エ一エム・ピーエム・ジャパンは、創業以来、他チェーンに先駆けて都心部での積極的な店舗展開を実施し、都市部を中心に全国1,420店舗(2004年3月末時点)を展開している。
同社はエ一エム・ピーエム・ジャパンがこれまでに築いてきた高いブランドカや立地展開に、同社が外食事業で培った様々な手法・ノウハウ、技術等を融合させることで、エ一エム・ピーエム・ジャパンの更なる成長、同社グループの更なる発展につなげていきたいと考えている。
具体的には、
1.
店舗従業員のモチベーションの更なる向上による接客クオリティの大幅向上
2.
外食で培った商品開発ノウハウの一部を生かした新商品の開発
3.
商品調達、物流等における更なるスケールメリットの現出
4.
撤退店舗の外食業態への転換(相互)等によるロケーションの有効活用
などを早急に検討・実施していく。
今回の同社の経営権取得によりビジネスインフラの拡大、多様化によって外食店のブランドを活かしたコンビニ弁当など新製品の開発や、電子決済システムの利用など、流通システムの相互利用による経営展開も予想される。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者:gotsuat 15:56| 流通