2006年04月03日
【知識】福留ハムと滝沢ハム、業務提携
福留ハムと滝沢ハムは、両社の更なる事業強化と発展を図るため、生産・販売・調達・商品開発等の広範な分野で業務提携を行うことについて合意に達し、３月２９日開催の各社取締役会において決議した。
「中国・四国・九州地区」を主力に展開する福留ハムと、「関東・東北地区」を主力とする滝沢ハムは、それぞれの持つ強みや特長を活かしながら、生産・販売・調達・商品開発等の広範な分野で提携を行うことが両社の事業強化と発展に資すると判断し、決定した。
業務提携の内容としては、現時点で合意している提携内容は以下の通り。
| （１） | 生産の相互委託等 |
| 両社の生産拠点立地特性等を活かし、相互供給等の協力を行うことにより生産効率化を図る。 | |
| （２） | 販売の相互委託等 |
| 両社連携による、商品ラインナップの拡充や取扱商品の交流、共同戦略商品の重点営業等により、売上の増大を図る。 | |
| （３） | 原材料等の共同調達 |
| 原料の共同購入や、副資材・包装資材等の共同調達を図る等、調達・購買面でのコストダウンおよび安定調達のための相互協力を行う。 | |
| （４） | 商品の共同開発 |
| 両社はすでに、一部商品にて販売連携を図っているが、少子・高齢化時代の多様な顧客ニーズに応えるため、開発技術の相互提供を行い、商品の共同開発を実施する。 | |
| （５） | 人材交流 |
| 生産・研究開発分野等を中心とした人材の交流を行う。 |
今後の見通しとしては、両社は今後、本年４月から提携推進委員会（仮称）を設け検討を開始し、９月を目処に内容を固め、順次実施に移してゆく予定。なお、上記テーマ以外にも、必要に応じて両社で業務提携の可能性を検討していく。
調達から商品開発、販売に至るまで、両社の企業価値最大化へ向け、在庫情報の共有化をはじめとしたシステム面での統合強化など、ロジスティクス体制の構築が図られてきそうだ。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 13:44| 知識
