2005年10月31日
【物流】日貨ETC・コーポレートカード、走行形態で使い分け
「日貨ETC(自動料金収受システム)カード」利用者が先月末で88協組、1,917社となり、発行枚数も7,000枚近くになっている。 このカードは、日本貨物運送協同組合連合会がクレジットカードのジェーシービーと提携して発行している高速道路通行専用カードで、5月から利用を開始し た。申込みのあった77協組、1,533社でスタートし、発行枚数3,934枚で利用総額は580万円だった。9月の請求額は11月中旬以降となるが、利 用は2,000社弱、7,000枚近くになっており、1億円台はほぼ確実とみられる。 旧日本道路公団(JH)の高速道路では大口・多頻度割引のあるコーポレートカードが多く使用されているが協組契約の場合、大口割引は使いまわしのできない カード1枚当たりの平均利用額が3万円を超え、総額500万円以上でなければ対象にならない。これに対し、日貨協連は月間利用額3万円以下の車両で使いま わしもでき、旧JHの高速道路に対応し、ポイント制のマイレージ割引が受けられる。 また、旧JHの高速道路では大都市圏のおおむね100キロ圏内で適用される時間帯割引や通勤割引があるがコーポレートカードでその範囲を超えると割引がな くなるため、割引のある範囲内のインターチェンジでいったん一般道に降り、日貨ETCカードで改めて高速道路に入るといった活用法もあるという。 コーポレートカードは首都高速、阪神高速、本州四国連絡橋でも使えるが、使い回しを禁じる利用約款に抵触したり、JHの高速道路以外が多いと月間利用額が少なくなるなど混乱も生じやすい。 そのため、各社とも車両の走行形態によって使い分けをしているようだ。 |
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注:9月の請求額は11月中旬以降 |
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投稿者:gotsuat 14:57| 物流事業者