2007年07月13日
【環境】工場廃熱をトラックで運ぶ
三機工業が蓄熱材をタンクに搭載した「トランスヒートコンテナ」を開発した。
これまでの熱リサイクルは、「導管」が必要で熱源と利用する施設が隣接していなければならなかったが、工場やごみ焼却施設からでる熱をトラックで運ぶことで、冷暖房、給湯の熱源として病院や市庁舎、体育館など遠方へ輸送、供給できる。
蓄熱材はひとたび冷えても、刺激を与えることで熱を放出する仕組みとなっており、最高で1週間熱を蓄えることができるため、これまで捨てられていた低・中温の熱エネルギーにも活用の道が開けた。
1回の輸送は、一般家庭の1日の総エネルギーに換算すると約55世帯分で、CO2は約0.4トンの削減になることから実験を繰り返し、実用化を目指す。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者:gotsuat 11:05| その他の機関の取り組み 【機関別】